仕事でAIを使っていると、同じような指示を何度も書くことになります。取引先へのメール、週次の報告、議事録の整形。書くたびに言い回しが少しずつ変わり、いちばんうまくいったときの文面はもう手元にない、ということがよく起こります。
うまくいった指示は、その場で取っておくのがいちばんです。保存のしかたは、大きく3つあります。
もっとも手軽な方法です。うまくいった指示を、メモアプリやドキュメントにタイトル付きで貼っておきます。
ただ、使うたびに「開く → 探す → コピー → AIの画面に戻って貼る」を繰り返すことになります。数が増えると探すのに時間がかかり、結局その場で書き直してしまいがちです。
AIサービスによっては、毎回の会話に共通して読ませる指示を設定できるものがあります。口調や前提条件のように「いつも同じでよいこと」には向いています。
一方で、「お詫びメールのとき」「議事録のとき」のように、場面ごとに使い分けたい指示には向きません。また、設定はサービスごとなので、複数のAIを使っていると、それぞれに書くことになります。
入力欄で短いキーワードを打つと、保存した文章に置き換わる道具を使う方法です。場面ごとの指示をいくつも持っておけて、探す・貼る手間がなくなります。
Chrome拡張機能の「Qarta」は、このやり方をAIのチャット向けに作ったものです。保存した指示は、ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot・Perplexity・Grokのチャット欄で「/」とキーワードを打つだけで呼び出せます。サイドパネルからワンクリックで入れることもできます。
保存して使い回す指示は、「誰に・何を・どんな形で返してほしいか」まで書いてあるものほど効果があります。たとえば、お詫びメールなら「最初にお詫び → 事実の説明 → 対応と再発防止 → もう一度お詫び」と順番まで書いておくと、形のそろった下書きが返ってきやすくなります。
Qartaは、プロンプトを保存して、AIのチャット欄で「/」とキーワードを打つだけで呼び出せるChrome拡張機能です。これらのひな形も最初から入っています。無料・登録不要で、会話はどこにも送りません。
Pro版なら、{{ }} の部分を送る直前に入力欄で埋められます(無料版でも1回お試しできます)。